書店での立ち読みが速読のトレーニングになる

私が速読講座で受講生にお勧めしているトレーニング法があります。それは、仕事帰りに書店によって立ち読みをすること。

立ち読みというのは、もちろん「立って」読みますし店員さんや他のお客さんの目もあるのであまりゆっくり読むことはないと思います。これが高い集中力を生み、速読のトレーニングに適した状態にしてくれるのです。

2?3ページ読んでみて、その本の難易度や自分の親和性なども考慮して、だいたい1ページ読むのに何秒ぐらいかかりそうかを検討します。その秒数×1章のページ数×0.7を携帯・スマホのカウントダウンタイマーでセットして、ポケットに入れ、立ち読みを開始してみてください。例えば1ページ15秒ぐらいかかりそうな本で1章が20ページの場合なら15×20×0.7で210秒です。この時間以内に、「何が何でも読み切る」とするのです。理解できなくてもいいから、とにかく読み切る。

一度やって頂ければわかりますが、100メートルを全力疾走したような疲労感があると思います。これは、脳に負荷をかけているような状態で、定期的にこの「立ち読みトレーニング」を行うことで確実に読むスピードは上がっていきます。仕事帰りに10分間程度書店に寄って、立ち読みの習慣を持つことで、速読は確実に身に付けることができます。

書店での立ち読みの効果は、それだけではありません。書店に行くと、いやでも平積みになっている本が目に入ってきます。そこに、どんな本が並んでいるか。これを定期的に見ていくことで、「今、人々はどういうことに関心があるのか」ということが分かるのです。タイトルを眺めるだけでも大きな流れはわかりますが、そこで本を数冊手に取って前書きや目次などにも目を通してみましょう。出版されているすべての本を読むことは不可能ですが、これだけで相当量の情報を手に入れることはできます。その中で本当に読んでみたい本があったら買えばいいのです。

さらに、人が知識を求める欲求というのはとても高いので、書店に通うことで「読みたい」というモチベーションを高めることができます。本をたくさん読む人とまったく読まない人との一番の違いは、この「モチベーション」と言っても過言ではありません。スキルアップしたい、仕事で結果を出したい、と思っている人は、まずは「仕事帰りの立ち読み習慣」を実践してみてください。1回2回立ち読みしたところで何も変わらないかもしれませんが、これが習慣化されていくと、確実に力になっていきます。

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