速読は誰でもできるのか?

読みたい本がたくさんあったり、仕事上でメールや文書を大量に読む必要があったりと、仕事をする上で速読ができたらいいな、と思っている方は多いと思います。
とりあえず本屋さんに行って「速読術」の本を買ってみるのですが、大抵の場合は身に付きません。そこで「速読って誰でもできるの?」という素朴な疑問がわいてくることになります。

結論から言うと、速読は誰でもできます。ただし、限度というものはあります。1ページを数秒で「見る」だけで理解するとか、1冊を10分で読み切るという速読は、出来る人がいることは否定しませんが、一般人が少しばかりトレーニングして到達できるものではありません。

いわば、野球をする人は何百万人もいるなかで、田中投手やダルビッシュ投手がいることは否定できない、というのと同じレベルです。

それでも、今まで一冊読むのに3時間かかっていた人が2時間で、1時間半で、1時間で、読めるようにはなります。速く読むためのコツ、型というものは確かにあり、それはトレーニングをすれば必ず身に付くものなのです。

調理を考えてみて下さい。生まれて初めて包丁を持った人はキャベツの千切りすらうまくできないでしょう。でも、包丁の持ち方やキャベツの切り方を学べば、誰でも早くきれいに切れるようになります。

速読も、それとまったく同じです。単純な「読み方の技術」なのです。

「能力開発」も「眼球トレーニング」も不要です。眼球トレーニングは、厳密に言うとやった方が習得は速くなりますが、それもあくまでも「準備運動」のレベルであり、ひたすら目を動かすトレーニングばかりやっていても速読はマスターできません。目を速く動かせても文字を読み取ることができなければ理解のしようがないからです。

■どうやって速読の技術を身につけるのか?

一番確実なのは、やはり速読の本質を理解している講師に直接教わることですが、自己流でも「今より速く読む」というだけなら簡単です。
まず、読みたい本(小説でもビジネス書でも良いですが、最初はできるだけ易しい本にしましょう)を一冊選び、

1、まず、自分が理解できるギリギリのスピードを少し超えたスピードで通し読みをします。
2、次に内容がしっかり理解できるスピードで読みます。
3、最後に、もう一度1と同じがそれ以上のスピードで読み返します。
これだけです。

速読トレーニングのキモは「習うより慣れろ」なのです。

1で、速読に必要な、「高速で文章を理解する」ための脳のトレーニングを行います。やればわかりますが、これは脳にかなりの負荷がかかります。
2は普通に読みます。ここでしっかり読むので、1では理解できないぐらいのスピードで読むことが大事になります。
3で速読感覚を体に覚えこませます。2で文章を理解したので相当なスピードで読んでも内容がわかりやすくなっています。この段階で、速読をしている時の目の動きや文章を理解できている感覚を養うのです。

普段本を読む時に、この3回読みをするだけで、特別な速読トレーニング教材も必要なくある程度までは速読を身につけることができます。

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