速読の基本テクニック~スキミング

速読のテクニックの一つに「スキミング」があります。アメリカでは大学で教えられるということもあったり、歴代大統領や多くのビジネスパーソンが活用しているという速読術で、比較的簡単に身に付けることができ、大変有効に活用できます。

スキミングという速読術は、「全部を読むのではなく、大事な部分だけかすめ取る」ようにして読むことです。つまみ読みや飛ばし読みではなく、全体を見渡しながら大事な部分だけかすめ取るのです。多くの本は、書いてあることすべてが大事、ということはありません。核となる重要な部分が全体の2割、そのための補足・肉付け的な部分が8割だと思ってください。肉付けの部分はさっと読み流し、核の部分はじっくりと読むのです。

スキミングで速読するためには、まず本を読む前に「目的を明確にする」ということがとても大切です。なぜその本を読もうと思ったのか、その本から何を学びたいのか。そうした目的を明確にすることで、自分にとって大事な部分が見えてきます。いわば、本の核の中に、さらに「芯」を作るのです。芯が作られると、それが磁石のような働きをして、読み進める中で自然に核の部分がくっついてきて、肉付けの部分がそぎ落とされていきます。

読む時には、見出しに注目しましょう。このパートではどんなことを書いているのか、見出しを読んで著者に質問するようにして読んでいくのです。その問いに対する答えが書かれている箇所が、大事な2割の部分です。

他に、見出しの後の最初の段落、そのパートの最後の段落、各段落の1行目、「つまり・したがって・ゆえに・大事なのは・結論として」などの言葉の後の一文などは、結論的な文章が来ることが多いので要注意です。

このようにして、各パートごとに「芯」をつかみながら読んでいくと、読み終わった後、情報の定着度が飛躍的に高まります。

スキミングという速読法が威力を発揮するのは、自分がすでに知識を持っている分野の本を読む時です。既知の部分や常識的な個所は読み飛ばし、まだ自分が知らないことだけ仕入れる、というようなイメージで読むと、分野によっては10分で1冊読むということも十分可能です。

スキミングは、特別な訓練も不要で簡単に取り組める速読術なので、ぜひ日々の読書に取り入れてください。

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