誰にでもできる速読の方法とは?

速読というと何十万円も払って長い期間トレーニングをしないと習得できないようなイメージがあるかと思いますが、誰でも、すぐにでも、習得することができます。それは「パレートの法則」を意識した読み方をすることです。

速読と一口に言っても、実は速読の方法は大きく3つにわけることができます。1つは、文章を高速で読んでいく、もっとも基本的な意味での速読です。2つ目は右脳を活用してページ全体を写真のように脳に写し取る、という方法。最後に、大事なポイントだけを拾い読みする「スキミング」という方法です。

このうち、1つ目の速読方法は、習得するために多少のトレーニングは必要ですが、誰でもマスターできます。ただ、200ページのビジネス書を1時間、という程度のスピードが限界で、それ以上速く読もうと極端に理解度が落ちることになります。

2つめの速読は「潜在意識」を活用するというような文句で展開していますが、一般的な人が簡単にマスターできるものではありません。通常の人間が持つ読書能力を超えた、文字通り「超能力」的な手法となりますので、習得できるのは100人に1人、1000人に1人というようなものではないでしょうか。

ということで、誰にでも、すぐにでもマスターできる速読というのは「スキミング」という方法となります。これは、ちょっとした読み方(というよりも、読む時の考え方)の「コツ」なのでトレーニングも必要ありません。

スキミングを行う上で、大前提として頭に入れて置いて頂きたいことがあります。それは、「本に書かれていること全てが大事なわけではない」という事実です。著者の主張したい事、述べたい事などの「核」がまずあり、その周りを具体例やデータ、エピソードなどで「肉付け」しているというのが、一般的な書籍の基本形だと思って頂いてまず間違いありません。(小説や高度な専門書などはもちろんこの限りではありません)。本にもよりますが、核になる大事な部分が全体の2割~4割、それ以外の部分が「肉付け」になります。

もうお分かりかと思いますが、スキミングのポイントは、この「肉付け」の部分を削ぎ落し、「核」の部分をしっかりと読み込むということです。その為に、次のことを心がけましょう。

1、読む前にタイトルやサブタイトル、帯のキャッチコピー、前書き、目次などに目を通し、その本の内容を一言でいうとどんなことが書いてあるのか、明確にする。
2、見出しをしっかりと読み込み、そのパートに書かれている中心的なことは何か注意して読み進める。
3、見出しのあとの最初の一段落、そのパートの最後の一段落に注意する
4、太字で書かれている部分(本によってあるものと無いものがあります)は丁寧に読む。
5、つまり、したがって、ゆえに、結論として・・・などが文頭に来ていたら、それに続く文章は大事なことが多いので丁寧に読む。

これぐらいを意識すれば、肉付けをうまくそぎ落とし、しっかりと核をつかんで読むことができるようになります。眼球のトレーニングも潜在意識の開発も不要です。

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