本の内容を確実に理解するために最初にすべきこと

本を読んでも内容を忘れてしまう~これは多くの人にとって永遠の課題と言えるのではないでしょうか。内容を忘れてしまう一つの大きな理由は、「ただ何となく読んでしまうから」です。書店でタイトルが気になって、パラパラと中身を見て購入し、おもむろに読み始める。これでは、時間の経過とともに忘れてしまうのも無理はありません。

内容をしっかりと理解するためには、「事前の作業」がとても重要です。タイトルやサブタイトル、著者プロフィール、帯に書かれているキャッチコピー、カバーの折り込み部分の要約やポイントなど、本の周辺情報を頭に入れた上で、はじめに(まえがき・プロローグ)やおわりに(あとがき、エピローグ)を読み、「この本の内容を一言でいうと〇〇である」という「ゴール」の仮説を立てます。

次に目次をじっくりと読み、ゴールに至るまでの「地図」を頭に描きます。この過程で「ゴール」がより鮮明に見えてきます。

最後に、その本を読む目的を明確にしましょう。「その本から何を学びたいか」「何のためにその本を読むのか」「その本を読んで何を実践したいか、どう変わりたいか」など。

この3つの作業を行うことで、自分の中にその本の「芯」ができます。この「芯」が磁石の役割を果たし、大切な部分がしっかりと残り、そうでないところがそぎ落とされ、情報量がぐっと圧縮され、その本の「核」が形成されます。本を読んでも忘れてしまうのは、書かれていることすべてを覚えようとするからです。確固とした「芯」のある「核」を明確にしておくことで、大部分を忘れてしまっても核だけはしっかりと残るのです。また、何となく読んでしまうと忘れてしまう細部も、核に紐づけられるような形で記憶に残りやすくなります。

この作業にかかる時間は、せいぜい5分~10分。この時間をしっかり取るか面倒くさがるかで、理解度に雲泥の差が出てきます。さらに言えば、読み終えた「直後」に、もう一度「この本の内容を一言でいうと〇〇である」ということを確認し、ツイッターに書く程度の文字数で「自分の言葉」でまとめてみましょう。なんとなく読み始め、読んだら読みっぱなしにしてしまうのとは比較にならない理解度を保つことができます。

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