最も簡単な速読トレーニング

恐らくもっとも簡単で最も費用が掛からない速読のトレーニング方法をお伝えします。読めば「なんだ、そんなことか」と思うかもしれませんが、実際、このトレーニング方法が一番効果があると言っても過言ではありません。

そんな速読トレーニング方法とは、「7割程度理解できるスピードよりも、ほんの少しだけ速く読む」ということです。7割程度の理解というのは、ほぼほぼ内容はわかるけど、細かいところまで突っ込まれると微妙、というぐらいの理解度です。ごく一般的で比較的読みやすいビジネス書などなら、これぐらいのスピードでも十分理解できるのですが、そのスピードよりも少し速く、だいたい理解度が3割程度になるスピードで読み込むのです。3割程度の理解度というのは、「なんとなく書いてあることの大筋は分かるけど・・・」というぐらいの理解度です。

この3割理解のスピードで読み込むことによってなぜ読書スピードが速くなるのかは、いたって簡単です。その速さに目と脳が慣れてくるからです。その状態で7割理解のスピードに戻すと、最初よりもしっかり理解できるようになっています。しっかりと理解できるスピードが上がっているのです。

このようにして、常に「3割程度しか理解できないスピード」で読み込むことにって、あたかもスポーツ選手が走り込みをすることで足腰を鍛えるように、本を読む体力が鍛えられるのです。

そう、速読というのは原理原則はスポーツと全く同じ。特殊な能力も潜在意識も関係ありません。どんなスポーツでも練習すればある程度は絶対にうまくなるように、速読も練習をすることで必ずできるようになります。

とはいえ、3割程度の理解度で読んだとしてもそれでは内容が理解できない、と思われることでしょう。もちろん、このスピードで読んでも内容は漠然としかわかりません。なので、内容を理解するためにもう一度読む必要があります。3割理解のスピードで「下読み」をした後、7割~8割理解のスピードでしっかりと読むのです。そうすれば、速読の練習にもなり、かつ、しっかりと理解することもできます。

さらに言うと、内容を把握したうえでもう一度3割理解のスピード(あるいはそれ以上のスピード)で読むと、さらに速読のトレーニングとして効果的です。内容を理解している文章を高速で読むことによって、速読の疑似体験ができるのです。速読というのはスポーツと同じ。なので、疑似体験、つまり「イメージトレーニング」がとても効果的なのです。

このように、「下読み」「本番読み」「仕上げ読み」と3回読むことで速読のトレーニングにもなり、しかも3回繰り返すことで理解度が飛躍的に向上します。実は、どんなに熟読したとしても、一回読んだだけでは内容は悲しいほど忘れてしまうのです。

今まで一冊読むのに2時間かかっていたとすると、30分で下読みをして、60分で本番読みをして、30分で仕上げ読みをする。今までと同じ時間で3回目を通すことができるようになるのです。そうしているうちに、読書スピードもどんどん上がっていきます。

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