ノウハウ書やハウツー本の効果的な読み方

ビジネス書に限らず、「ノウハウ書」というのは色々なジャンルにあります。健康本などもそうですし、教育法や勉強法もそうですね。もちろん速読術や読書術なども。これらの本を読む機会はとても多いと思いますが、多くの場合「もったいない」読み方をしているのではないか、と思います。

ノウハウ書やハウツー本の場合、本に書かれていることをしっかりと理解することには、実はあまり意味がありません。なぜなら、それはその著者による方法論や考え方であって、唯一絶対の正解ではないからです。同じ事柄に対してまったく正反対のやり方を提示している本もあるでしょうし、ある手法を批判する本もあるでしょう。

そもそも、ノウハウ書の場合、「実践してこそ価値がある」という側面があり、いくら様々なメソッドを「知って」いても何の価値もない、とも言えます。

例えば、営業の本を読んだとしましょう。そこに、「はじめて訪問した顧客には、その日のうちに手書きでハガキを出しましょう」というノウハウが書かれていたとします。これを「覚えている」ことに何か意味があるでしょうか?営業ノウハウを10通り「知って」いるとしても、何一つ実践していなければ価値は「ゼロ」なのです。どんなに熟読しても、しっかりとノートを作っても、やっぱり価値はゼロです。

それよりも、「その日のうちにハガキを出す」というノウハウを仕入れたら、いつでもハガキを出せるようにハガキを購入してカバンに入れておく、あるいは「ハガキを10枚購入する」ということをタスクリストに書き込む。そして、実際に「ハガキを出す」。

これが、ノウハウ書の正しい使用方法だと思います。

睡眠関連の本に、「夜はなるべく間接照明で」と書いてあったら、そのような照明を用意する。姿勢に関する本に「つま先に重心を意識して歩く」と書いてあったら、そのように歩く。

本から仕入れたノウハウをすぐに実践してみるのです。その結果、自分には合わないかもしれないし想像以上の結果が得られるかもしれない。それはわかりませんが、少なくても何かは得られるのです。

このような読み方をするために大切なのは、「その本から何を得るか」という目的を明確にしておくことです。目的を明確にし、そのヒントを本から得るという、ピンポイントの読み方をしていく。「本を読む」というよりも「百科事典で調べる」に近い読み方です。本は最初から終わりまで丁寧に読む、という固定観念にとらわれず、必要な部分を拾ってきて「即実践に落とし込む」という読み方もしてみてください。

Top