スマホではなく本を読まなければいけない理由

最新情報をスマホでチェックしていれば、時事のことにも強くなれるしわざわざ本を読まなくてもいい、という方もいるかもしれません。しかし、それで「勉強しているつもり」になるのは大変危険であると同時に、大いなる時間の無駄になりかねません。

確かにネットでの情報は新しく、有益な情報も多く、玉石混交とはいえマスコミでは絶対に語られないような側面からも情報を得られるので大変役に立ちます。しかし、ネットで情報を収集するということと、本を読んで情報を得るということとでは、決定的な違いがあるのです。

それは、ネットの情報が「断片的な情報」であるのに対し、本の情報が「知の体系」であるということです。

ネットの情報は、そもそも多くの方が経験していると思いますが、5分以上、じっくり読むということはしないでしょう。なぜかネットの記事は、たとえそれがどんなに優れた記事であっても、10分も20分も読んでいると、「時間をつぶしてしまった」と思うものです。そのため、せいぜい3分から5分ぐらいで読み終えることができるぐらいの長さでしかライターも書きません。だからどうしても、情報が薄くなってしまうのです。

一方で本はどうでしょう?200ページ程度の軽い本であっても読むのに1時間はかかります。しかし、その時間を「無駄にした」とは思わないでしょう(よほど内容の無い本でない限りは)。まとまった時間が取れない人は、少しずつ、途中何度も本から離れながら最後まで読み終えます。

読み方がこれほど違うのは、そもそもの情報の質がまるで違うからです。ネットの情報は、5分で読むことができる、という制約から、どうしても表面的になってしまいますが、本の情報は200ページ以上、読者の持ち時間もほとんど気にせずかけるので、いくらでも深く書くことができます。というよりも、出版に至るまでの段階で、著者と編集者がテーマ設定から主張の展開方法、事例の入れ具合、編集やレイアウトの方法などしっかりと考えて作るので、それだけである程度の「知の体系」になっているのです。

だから、たとえ一冊しか読まなくてもテーマの前後関係など含めて、深く理解することができます。

本は読めば読むほど、「知の体系」が高度にネットワーク化されていき、知識や教養、知恵がぐっと深まっていきますが、「断片的な知識」であるネットの情報をいくら仕入れても、あたかも付箋のメモをペタペタと脳に貼っているようなもので、なかなか生きた知恵に落とし込むことができないのです。

ネットの情報だけをたくさん仕入れて、それで「勉強した気」にならないで、ぜひそこから関心を持ったテーマについては本も読んでみてください。

 

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