ごく普通の人でも難関資格に受かる非常識勉強法!

ひとことで言うと

難関資格に受かる為には、絶対に落としてはいけない部分を完璧にし、
試験にでるかどうかも分からない枝葉末節に余計な時間をかけてはいけない。

ポイント

■第1章 忙しい社会人だからこそ、難関資格にチャレンジしよう
・報酬は、その仕事が出来る人の希少価値に比例する。
・実務経験のある社会人の方が、学生よりも有利。
・基礎的な資格は短期間のうちに連続して受け、
一気に中間レベルまでステップアップする。

■第2章 戦略的なアプローチ法でごく普通の人が続々合格!
・100点を取る勉強をしてはいけない。
・多くの人が解けない難問は、配点が調整されて出来ても出来なくても差がなくなることもある。
・基本的な内容に絞り込んで勉強していくことが、合格への近道。
・基本部分を徹底的に勉強して確実な知識にしておき、出題されたら必ず正解できるようにする。
・学者肌の人は試験に受からない。
・得意科目を伸ばすより、不得意科目を作らないようにする。
・難関資格は、資格学校を利用するのが現実的。

■第3章 働きながらの短期合格を可能にするスケジューリング&時間活用法
・資格試験学校が挙げる最短期間を目標にする。
・遅れを取り戻すための予備日を作る。
・基礎的な試験(簿記検定など)を中間目標にする。試験馴れする上でも大切である。
・常に一発合格を目指す。
・「間に合わない」ではなく「間に合わせる」。
・通勤時間の活用は必須。
・専門用語の定義など細かいことは、細切れ時間に覚える方が効果的。
 

■第4章 このモチベーション維持術で無理なく勉強が続けられる
・合格後のイメージを描く。
・明確な言葉にして紙に書き出す。
・きれいごとではなく、強い欲望の方が大きな原動力になる。
・自分が進歩した点だけを書く「いいこと日記」をつける。

■第5章 必要範囲だけを短期間で固める!教材&資格学校利用法
・分厚いテキストより薄いテキスト。
・「テキストに書いてないことが試験に出た」というクレームを避けるためにテキストは分厚くなりがち。
・サブノートは作らない。サブノートを作る事が目的となってしまう。

■第6章 効率的な暗記を実現するスピーチ法
・試験勉強では暗記が大切。
・基礎をしっかり理解し暗記すれば、応用問題はおのずと解ける。
・基本スピーチ:テキストの内容を、その場で、できれば何も見ないで復唱する。要点を押さえていれば一字一句暗唱する必要はない。
・定義スピーチ:キーワードとその定義は、一字一句正確に覚える。
・解答スピーチ:過去問や問題集の解答を暗唱する。
・マスタースピーチ:ある大きなテーマや論点について、論理の流れや文脈などを考えながら、覚えていることを何も見ないでスピーチする。講師として教えているイメージ。

渡辺式ブックレビュー


勉強法としては、とてもオーソドックスでベーシックな内容です。

著者が資格学校の講師ということで、その学校の宣伝臭が入っているのが気になりますが・・・

ただ、この中でどうしても一点ひっかかるところがあります。それは、恐らく著者の中ではもっとも言いたいポイントなのでしょうが、「分厚いテキストよりも薄いテキスト」という部分です。

著者の資格学校では、「薄いテキストで、必要なポイントだけを確実に身に付ける」ということを売りにしているようですが、
私の経験からいうと、少々疑問符がつきます。

というのは、実は以前行政書士の勉強を、某通信講座でしていたのですが、そのテキストがまさに「薄いテキスト」だったのです。

結果は、あと2問足りず不合格でした。

私も、100点を取る勉強をする必要はない、というのはまさに同感です。それほどの難関資格というわけではない行政書士でも100点を取るというのは、ほぼ不可能です。

しかし、「基本的な内容に絞り込んで勉強していくことが、合格への近道」ということを求め過ぎると、本当に基本的な内容に絞り込んだ薄いテキストになります。

私が使用した行政書士のテキストがまさにそんな感じでした。

私は、テキストは何度も何度も繰り返し学習し、ほぼマスターしたと思ったのですが、不合格だったのです。

それはなぜか?

基礎的な検定試験等と違って、これらの難関資格は、ある意味「ふるい落とすため」の試験です。基礎的な部分はできて当たり前。それ以外の部分で合格と不合格が分かれる。

それを実感した行政書士試験でした。

100点を目指す必要はありませんが、例えば70点が合格ラインだとして、70点取れるような勉強をしていたら、まず受かりません。80点から90点は取れるぐらいの勉強をしてようやく70点が取れる、というのが現実のところではないでしょうか。

冒頭にも書きましたが、現在4つの検定・資格試験のために勉強しているのですが、これらの試験は難易度の低い基礎的な試験なので、著者の言うように落としてはいけない問題を必ず正解にするための、ポイントを絞った勉強が必要というか、それで充分ですが、私が経験した中では行政書士とか、恐らく(勉強していないので何とも言えませんが)社会保険労務士あたりからはそれだけでは通用しないと思います。

現在、上に書いた4つの試験の他に、これは長期的な計画で司法書士試験にも挑戦しているのですが、このクラスになると相当細かいこと、著者の言う「でるかどうかも分からない様なこまかいこと」も問われるので、合格ラインの点数を目指した勉強では、まず受からないでしょう。

とても「薄いテキスト」で何とかなるとは思えません。実際、同じ「民法」のテキストでも比較にならない情報量です。

試験の難易度や性質によって、勉強法も変わって来るのです。

■ごく普通の人でも難関資格に受かる非常識勉強法!
石井和人 著

 

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