速読したものを頭に定着させるには?

速読の技術を身に付けることができると、本を速く読めるようになります。これは確かなのですが、問題はその後です。

速く読めるようになると陥りがちなのが「次から次へと読んでしまうこと」。たくさん読むことが目的になってしまうのです。これでは、せっかくの読書が時間の無駄になってしまいます。よほど簡単な自己啓発書などでない限り、一度読んだだけで内容を理解できることは稀です。「読んだらアウトプット」の習慣を付けましょう。

アウトプットと言っても、本によってやり方が変わってきます。

自己啓発書などでは、いわゆる「名言」というようなものをノートやカードに書き写すという方法があります。書き写したものを何度も何度も見返すことで、「潜在意識を書き換える」という状態にするのです。

ノウハウ書では、本に書かれているノウハウから、「自分の行動に落とし込むためのメモ」が効果的です。ノウハウというのは、実践しなければ価値はゼロ。実際に行動してみてはじめて本の価値があるのです。例えば睡眠に悩みを抱えている人が睡眠に関する本を読んで「夜10時以降はスマホをみない」ということが書かれていたら、そうするための具体的な方策をノートに書く。「ラベンダーのアロマがリラックス効果があって良い」と書いてあったら、「ラベンダーのアロマを買う」とその場でタスクリストを書く。ここまでやって、はじめて実践に移せます。

知識や教養を与えてくれる本は、本の論理構造を把握するために、図式化するといいでしょう。重要なキーワードを図式化して、そこから自分の言葉で文章を再構築できるようにすると、記憶への定着度が高まります。

このようにノートにまとめたら、それを自分の言葉で話す・書くことが極めて重要です。読書会や勉強会などの場を設けることができれば一番いいですが、ブログやSNSに書く、ということでもいいでしょう。セルフレクチャーと言って、だれかに教えている「イメージトレーニング」をすることも効果的です。

速読ができるようになると、どうしても「たくさん読む」ということが目的になりがちですが、読んだら読みっぱなしにしないで、かならず振り返る習慣を持ってください。確実に自分の中に残るものが多くなります。

 

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